会社から独立後すぐ、大きな売上をもたらすクライアントの獲得に成功したというのであれば、それは素晴らしい話だ。しかしそれだけで満足してはいけない。2人目、3人目、そして4人目のクライアントを獲得する必要がある。仕事の全体的な品質を犠牲にすることなく、できる限り多くのクライアントから仕事を受けるように心がけるべきなのである。企業にとっては、従業員を辞めさせるよりも、フリーランサーをお払い箱にする方がずっと簡単であるはずだ。また、経営環境が厳しくなったという理由で、あなたへの仕事の依頼を減らす、あるいはゼロにする企業もあるだろう。
教訓:1つの容れ物にすべての卵を入れるなかれ。
サービスを提供するにあたっては、あらゆるクライアントと--友達や家族も含む「すべての」クライアントと--契約書を交わすようにするべきである。金銭をめぐるいざこざのせいで友情が壊れたり、家庭崩壊に陥るケースも多いのだ。また、クライアントに支払いを迫らなければならない状況、あるいはサービス範囲についてクライアントともめるような状況に陥った場合でも、契約書があればいつでも自らの主張の正しさを裏付けることができる。
教訓:誰がクライアントであろうと、ものごとははっきりと文書化しておくこと。最悪の事態を想定しておくことが大事なのである。
あなたが今後行うことになる仕事は、あなたの人生において情熱を注いでいく対象そのものとなるため、それを好きになることが望ましい。複数の読者からも、フリーランスで働くのであれば長時間労働や、とんでもないスケジュール、厳しい要求を行うクライアントといったものを覚悟しておく必要があるというアドバイスが寄せられている。フリーランスになれば自らの裁量で労働時間を決定できるようになると考えている人もいるかもしれないが、常にそういったことが可能であるとは限らない。また、クライアントとあなたが意見を異にすることもあるため、より柔軟な感覚を身に付ける必要も出てくるだろう。このため、自らの仕事を好きにならなければ、毎日は惨めなものになるはずだ。このことは、フリーランスで働くかどうかにかかわらず、すべての仕事に当てはまる重要なポイントである。
教訓:自らの仕事を好きになること。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力