Googleは米国時間11月23日、傘下のYouTubeにおける有料の映画チャンネルにおいて、The Walt Disney Studios配給の映画数百本を提供するライセンス契約を結んだことを明らかにした。これによりYouTubeはハリウッドの6大映画スタジオのうち3社と提携することになる。
直ちにレンタルできるのはごく一部の作品に限られるが、Googleは今後数週間のうちに数百本を追加する予定だと述べている。提供される作品の中には、「ふしぎの国のアリス」「くまのプーさん」「カーズ」「カーズ2」などが含まれる。
Googleが今をチャンスと捉えたのは明らかだ。オンラインのビデオレンタル最大手であるNetflixはこのところ混乱が相次いでおり、利用料を値上げしたのに続き、DVD郵送事業をスピンオフする計画を公表してはその後撤回して会員を当惑させ、利用者離れを招いている。
そのためライバル各社は、不満を抱くNetflixの顧客に自社のサービスを試してもらおうと奔走している。
その中でもGoogleはこれまで、YouTubeの映画チャンネルを活性化させるために多くの手を打つことはなかった。しかし今後、簡単な操作で数百本の映画(中にはNetflixで提供していない作品もある)にアクセスできるとなれば、これは優れたサービスと言えるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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