サムスンの「Galaxy Nexus」が英国で発売された。Googleの「Android」の新しいバージョン「Ice Cream Sandwich」を搭載する初めてのスマートフォンである。
デュアルコアを搭載し、サムスンの前機種の「Nexus S」と同じ曲面ガラスの外観を継承する同スマートフォンは、多数の製品がひしめき合うAndroid市場における主力端末である。同スマートフォンは英国時間11月17日、英国のPhones4Uにおいて発売となり、Vodafone、3、O2の店舗にも「数日のうちに」登場する予定であるとGoogle Nexusの17日付けのツイートに記されている。
また、サムスンUKは「世界で最初にGalaxy Nexusを手に入れた」男性の写真を掲載している。
仕様はもはや関係ないという意見もあるが、関心のある読者のために、その一部を次に示す。対角寸法4.65インチのSuper AMOLED 720pディスプレイ、1.2GHzのデュアルコアプロセッサ、1Gバイトメモリ、LTEまたはPentaband HSPA+無線ネットワーク(販売地域による)、低露光撮影機能と「Zero shutter lag」を特長とし、1080p動画をサポートする5メガピクセルカメラ、ビデオチャット用の1.3メガピクセルの前面カメラ、前面と背面のスピーカー、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、圧力計、1750mAhのバッテリを搭載する。英国で販売されているバージョンは、高さ135.5mm、幅67.94mm、厚さ8.94mmで、重量は135gである。
Galaxy Nexusの最大の特徴は、Ice Cream Sandwichである。
今日販売されているスマートフォンのほとんどに搭載されているのは「Android 2.x」(「Eclair」「Froyo」「Gingerbread」)だが、Googleは、タブレット市場における足掛かりを強化しようと、「Android 3.x」(Honeycomb)を急いで出荷した。ただし、Honeycombはタブレットのみを対象としており、Googleは、Honeycombのソースコードを容易に理解できる形式では公開しなかった。Ice Cream Sandwichは、単一のAndroidとしてタブレットとスマートフォンの両方に対応する。
これらの機能を紹介するために、Googleは高級感のあるスクロールインターフェースを採用した「Google Nexus」サイトを公開した。
Ice Cream Sandwichの話題の機能としては、顔認証による電話のロック解除、電話に向かって話しかけた音声をテキストに変換する「音声による文字入力」、ウェブアドレス、「YouTube」動画、連絡先情報をNFCによって交換するための「Android Beam」などがある。
Galaxy Nexusが他の地域でいつ発売されるのかはまだ明らかにされていないが、米国のVerizonでは11月下旬となる可能性が高いと思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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