Googleは、同社の最新OSである「Android 4.0」(Ice Cream Sandwich)を発表した。発表には、Ice Cream Sandwichを搭載する初の携帯電話となる「Galaxy Nexus」を発売予定のサムスンが同席した。Android 4.0には新機能がいくつか追加されているが、ここでは主要と思われる同OSの機能を5つ紹介する。
この機能は近距離無線通信(NFC)を利用して、ユーザーがより便利に情報を共有できるようにする。互換性のある2台の端末を互いにタップするだけで、リンク、連絡先、地図上の位置といった情報が転送される。現時点では、Android Beamに対応するのはデフォルトのGoogleアプリケーションのみだが、サードパーティー開発者らもこの機能を利用できるように、同社はAPIをリリースする予定である。
Android 4.0では、カメラアプリケーションが刷新され、多くの新機能が追加されている。Galaxy Nexusは、「Zero shutter lag」(シャッターラグなし)という特長を有する。つまり、連続的に写真を撮影することが可能である。パノラマ撮影機能も装備された。写真編集機能も追加されており、切り抜き、回転、シャープ処理などの基本的な調整が簡単に適用できる。
前面カメラを使用して電話のロックを解除できるようになった。端末は顔認識機能を利用して、アクセスしようとしているのが本当に登録ユーザーであるかどうかを確認する。パスコード入力の代わりに、この機能を使用することができる。
「Android」にはかなり以前から音声認識機能が搭載されており、電話に話しかけることによって検索が可能である。この機能が今回拡張され、話しかけることによって文字入力ができるようになった。これがうまく動作するならば、両手がふさがっているが電子メールやテキストメッセージを早急に送信する必要のある人にとっては、ありがたい機能になるだろう。
連絡先機能がPeopleアプリによって改善されている。同アプリは、各種ソーシャルネットワークの連絡先情報を新しいインターフェースに統合する。最初に目に入るのは、リストの先頭にある「Me」プロフィールで、自分の情報を入力することができる。自分の個人情報を入力すると、すべての友人に関するFacebookやGoogle+などのサービスからの関連情報が表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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