Googleは米国時間11月11日、ロサンゼルスで16日に開催する報道陣向けイベントの招待状を発送した。同社はこのイベントで、音楽ダウンロードサービスやソーシャルネットワーク機能を発表すると思われる。
米CNETが複数の業界情報筋から入手した情報では、Googleは新サービス向けにUniversal Music Groupとライセンス契約を締結したが、 Sony Music EntertainmentやWarner Music Groupとは契約を交わしていないという。EMIがこれに加わるかどうかは明らかではない。ソニー、Warnerとの話し合いは継続中であると情報筋らは述べている。
Googleとレーベル会社らとの間の交渉は、どちら側にとってもうまくいっていない状態である。しかしレーベル会社は、「iTunes」に対抗する強力なサービスの登場を熱望しており、Googleには、iTunesを相手に善戦できるだけの技術的なノウハウ、経済力、インターネット上の認知度があると考えている。
一方Googleは、最高級の音楽および映画サービスを、同社の強力なモバイルOSである「Android」のユーザーに提供したいと考えている。
Googleは一部のレコード会社との関係構築に苦戦してきた。またメディア企業との取引でも苦い思いをしている。中でも注目されたのは、ViacomがGoogle傘下のYouTubeを相手取り、海賊版ビデオコンテンツの投稿を奨励しているとして起こした10億ドルの損害賠償訴訟である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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