ヤフーとグループ会社のIDCフロンティアは11月10日、クラウド管理ソリューションベンダーの米RightScaleと提携したことを発表した。
RightScaleのクラウド統合運用管理ツール「RightScale Cloud Management Platform」(RightScale Platform)に、IDCフロンティアのセルフポータル型クラウドサービス「NOAHセルフタイプ」(NOAH)が採用されたことを受け、2012年から全世界への提供を開始する。
具体的には今回の提携によって、RightScale Platformのマルチクラウド管理機能を通じて、NOAHと海外の主要なクラウドサービスを組み合わせた一括運用・管理が実現。NOAHを日本国内のみならず、北米やグローバル市場から容易に利用できるようになる。
ヤフーとIDCフロンティアでは、RightScaleと連携して共同のマーケティングや営業活動を進め、日本市場に合わせた商品を開発していく。特に国内市場でニーズが高まっている、仮想マシンのテンプレートを順次開発し、日本のゲームやソーシャルビジネス、電子書籍などのリッチコンテンツ配信に最適化されたテンプレートを提供する。
またエンタープライズ用途においても、ディザスタリカバリ、HA構成、データバックアップなどのサービスを自動化するテンプレートを合わせて開発していく。6月に発表された、プライベートとハイブリッドのマルチクラウド環境を容易に管理できるRightScaleのmyCloudへの利用基盤についても積極的に連携・開発していく予定。
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