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「損害を請求するのは当然の権利」グリー社長DeNA提訴へ明言

藤井涼 (編集部)2011年11月03日 07時00分
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 グリー代表取締役社長の田中良和氏は、11月2日に開催された同社の決算会見で、ディー・エヌ・エー(DeNA)との訴訟問題についてコメントした。

 SNS「モバゲータウン(現:Mobage)」を運営するDeNAは6月、グリーと取引のあるアプリ開発会社に対して不当な圧力をかけたとして、公正取引委員会から排除措置命令を受けている。この排除措置命令の対象となった圧力によって、本来得られはずの収益を失ったとして、グリーなど複数の企業が11月にも損害賠償を求めて提訴する予定だ。

 この件について田中氏は、「行為そのものについては、公的な機関である公正取引委員会が事実と認定しているので、法律に反する行為があったと理解している。被害者として加害者に対して損害を請求していくのは当然の権利。我々も上場企業ですから、多くの株主の利益を代表して、そういうことを行っていくことも検討している」とDeNAを提訴する予定であることを認めた。

 また不当な圧力があったとされていることについては、「ゲーム会社だけでなくサーバや決済会社、広告代理店にも、『グリーと取引した場合は取引を辞めると言われた』ということを、いろいろな会社から聞いたという事実がある」と説明。

 田中氏は、これらの内容が事実がどうかを確認するのはあくまでも公正取引委員会と前置きした上で、こうした圧力が「社会問題化して、事実として公的機関から認定された後も続いているということがもしあれば、これは非常に大きな問題であると思っている」と語る。

 また、「我々の取り組みを通じて、そういった違法な行為をなくしていって、日本のソーシャルゲームやインターネット業界全体で違法ではない取引をしていくような商習慣を増やしていきたい」とコメント。提訴の時期については明言しなかった。


グリー代表取締役社長の田中良和氏

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