グリーは10月6日、グループ会社であるアトランティスが運営するスマートフォン向けアドネットワーク「AdLantis for Smartphone」の月間トラフィックについて、9月時点で56億インプレッションに到達したと発表した。前月比で40%の増加、グリーがアトランティスの
国内のスマートフォン向けアドネットワークといえばGoogle傘下のAdMob、先日medibaによる買収が発表されたノボット提供のAdMaker、サイバーエージェントとディー・エヌ・エー合弁会社のAMoAdが顔を並べる。中でもトップを走っているのがAdMobだ。
アトランティス代表取締役であり、現在はグリーのアドネットワーク部門も統括する木村新司氏は「AdMobの国内スマートフォンアドネットワーク向け配信量が約50億インプレッションほどと聞いている」と説明。56億インプレッションのアトランティスも、国内最大規模にまで到達したことになる。
木村氏は具体的な拡大要因について明言しなかったが、「2年ほどやってきてアドネットワークの攻め方で経験があった。グリーと一緒になって経営的な手法についても役立ったところがある」と、成長の背景に組織力の強化があったことを示唆した。
グリーは1月のアトランティスの子会社化発表と同時にスマートフォン向けウェブアプリの公開を開始。2月にはauのスマートフォンにプリインストールを開始するなど、スマートフォン向けの展開を着実に進めている。
またここ半年の間に、中国インターネット大手Tencent、東南アジアなどで展開するmig33との業務提携や世界規模でユーザーを保有するOpenFeintの子会社化など、海を越えて規模を拡大させている。アドネットワークに関しても「ここから国際化を進める」(木村氏)という。
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