アップル、オーディオフォーマットALACをオープンソース化

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 福岡洋一2011年10月31日 11時15分

 Appleが同社のロスレスオーディオフォーマットをオープンソース化した。これによりユーザーは、自身のソフトウェアやツールで利用するコードの閲覧や変更が可能になる。

 Daring Fireballの記事によると、米国時間10月27日、Apple Lossless Audio Codec(ALAC)にApacheライセンスが適用された。

 ALACは2004年に初めてAppleの「Mac OS X Core Audio」フレームワークで登場し、大半のユーザーは「iTunes 4.5」の一部としてこれを目にした。ALACによりユーザーは、CDから音楽トラックをリッピングする際、音質を劣化させずに圧縮することができる。それでも、その結果できるファイルは、音質よりも圧縮率を優先したMP3、AAC、WMAなど一般的な圧縮フォーマットに比べてかなりサイズが大きい。

 他のロスレスオーディオフォーマットとしてはFree Lossless Audio Codec(FLAC)があり、こちらは最初からロイヤリティフリーでオープンになっているが、Appleの携帯デバイスではサポートされていない。

 ALACフォーマットのオーディオトラックはこれをサポートするソフトウェアおよびハードウェアで再生でき、AppleのiTunesや「QuickTime」が対応している。「iPod」やその後の「iOS」対応製品、「AirPlay」で使う「AirPort Express」ハードウェアもALACフォーマットに対応する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]