Googleはついに、「Google Apps」を同社のソーシャルネットワーキングサービス「Google+」に統合し、顧客が同じアカウントで両方のサービスを利用できるようにした。
Googleでプロダクトマネージャーを務めるRonald Ho氏はブログ投稿で、「Google Appsユーザーは、すべてのGoogle+ユーザーに提供されているものと同じ機能と、さらにそれ以外の機能を利用できるようになる」と記している。「一般共有や自分の『Circle』に対する共有に加えて、組織内のすべての人に共有するオプションが提供される。このオプションは、組織内のすべての人をCircleに追加していない場合でも利用できる」(Ho氏)
しかし、多くの企業にとって、Google Appsとの統合は遅すぎたぐらいだ。従業員らは自分のGoogle AppsのアカウントでGoogle+にログインすることができなかった。Googleは今回、業務にGoogle+を利用するための方法を企業の技術マネージャーらに提供した。Ho氏は、2つのサービスの統合には「思っていたよりも多くの技術的作業が必要だった」ことを認めている。
統合の目的は、ビデオ会議機能「Hangouts」などのサービスを従業員らに業務の遂行に利用してもらうことである。また企業は、企業全体または一部の従業員を対象に、類似の特性を持つGoogle+ユーザーのグループであるCircleを作成することができる。これによって従業員らは、特定の同僚に向けて自分の投稿を共有することができるようになる。
Googleは、同サービスに「Google Docs」も統合した。これによりユーザーは、Hangoutsビデオ会議を開きながら、同じドキュメントに対して共同で作業することができる。例えば、ある従業員がドキュメントに対して自分が加えようとしている修正について話している間に、同僚はまさに変更が加えられていく様子を見ながら、コメントすることができる。
同社は、ワシントン大学、ノートルダム大学、アリゾナ州立大学など、統合されたGoogle+の利用を米国時間10月27日に開始する「Google Apps for Education」使用大学を列挙した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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