イー・アクセスは10月13日、国内最小サイズとなるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Sony Ericsson mini」を10月28日に発売すると発表した。テザリング機能を搭載しており、最大5台までWi-Fi対応機器を同時接続できる。また同機はSIMフリー端末となっている。
Sony Ericsson miniは、高さ約88mm×幅約52mm×厚さ約16mmのコンパクトボディと、約99gの軽さが特徴のスマートフォン。モバイルブラビアエンジンを採用した約3.0インチのHVGAディスプレイと約500万画素のCMOSカメラを搭載。また、1GHzのSnapdragonプロセッサと512Mバイトのメモリを搭載している。OSにはAndroid 2.3を採用した。
ホーム画面の四隅にショートカットアイコンを配置したインターフェースを採用しており、アプリの選択やウェブ閲覧、文字入力などの操作を親指1本で行える。ショートカットアイコンは自由にカスタマイズでき、最大16個まで配置することが可能。
そのほか、FacebookやTwitter、不在着信などの履歴を一括して時系列表示する「Timescape」機能や、ワンタッチでWi-Fiルータとして使用できるPoket WiFiウィジェット機能を搭載した。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色だが、ダークピンクとダークブルーの2つの着せ替えリアカバーを同梱する。
端末価格は契約種別に、「ベーシック」が3万9800円、2年間の継続利用が前提となる「シンプルにねん」が2万9800円、「シンプルにねん+アシスト1200」が100円となる。シンプルにねんとシンプルにねん+アシスト1200は、3万9800円から長期契約割引額が適用された価格となる。
イー・アクセスでは、Sony Ericsson miniの発売に併せて、11月1日から新たな割引サービス「月額割」を提供する。音声端末の購入と同時に「スマートプラン」を契約したユーザーの月額料金を最大1100円割引くサービスで、こちらを適用した場合、月額料金はシンプルにねんが3795円、シンプルにねん+アシスト1200が4995円となる。
同日の記者発表会で登壇したイー・アクセス執行役員副社長の阿部基成氏は、Sony Ericsson miniについて、「いままで我々はコンパクトな端末ばかり出してきたが、さらに最小、最軽量のAndroidスマートフォン」と胸を張る。
海外では「Xperia mini」の名称で販売されている同シリーズだが、イー・モバイルでは「Sony Ericsson mini」として販売する。この理由については、「日本では明らかに(海外とは)コンセプトも違う端末。Pocket WiFiという機能も打ち出したかった」と説明する。
また、激化する国内スマートフォン市場において、同社ならではの独自性を出していきたいと意気込む。「現時点でSony Ericsson miniは市場にこれまでなかった新しいコンセプトを打ち出していける端末。また料金はテザリング込みで5000円を切っている。サービス面と他社の提供していない端末で差別化していきたい」(阿部氏)
続いて、Sony Ericsson Mobile Communications Head of Product Business Lineのグレッグ・バーナー氏が登壇。コミュニケーションと音楽や映像を融合したコミュニケーションエンターテインメント分野でリーダーになることが同社の戦略だと説明する。
また日本で発売するSony Ericsson miniについては、「これだけ小さなサイズにこれだけ多くの技術を詰め込んだ端末はいまだかつてない」と語り、同社が最重要地域とみなしている日本市場で同端末を発売できることを喜んだ。
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