ソニーは、2007年に発売した液晶テレビ「BRAVIA」の一部の機種に発熱、発火する可能性があると発表した。現在該当製品の無償点検、修理を呼びかけている。
発熱、発火する可能性があるのは、2007年9月に発売された「KDL-40X5000/40X5050/40W5000/40V5000/40V3000」。液晶バックライト点灯用のインバータートランスによる不具合により、テレビ内部で発熱、発火するものがあり、その結果、熱によりテレビ本体上部の一部が溶解に至る場合があるとのことだ。現在日本国内においてテレビ本体上部の一部が溶解する事例が10件、重大製品事故と認定された事例が1件発生しているという。ソニーでは使用ユーザーに対し、訪問点検を無償で行う旨を同社ウェブサイトで案内している。
該当製品の国内総販売台数は約18万9000台。同じ部品を用いた類似構造の製品は全世界で約160万台(国内含む)販売されているが、日本以外では同様の事例は報告されていないという。
該当製品のユーザーは、テレビに異常が発生した場合、電源を切り電源ケーブルをコンセントから抜いて使用を中止し、ソニーテレビ受付センター(フリーダイヤル:0120-668-812)まで連絡してほしいとのことだ。
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