Apple共同創業者で会長のSteve Jobs氏が死去したことが米国時間10月5日のAppleの発表から明らかになった。56歳。
Appleが掲載するJobs氏の経歴によると、Appleの会長であるSteve Jobsは1976年にAppleを共同設立した。同氏はまた、Pixar Animation Studiosも共同設立し、CEOを務めた。Pixarは2006年にThe Walt Disney Companyに買収されたが、Jobs氏はDisneyの取締役会役員を務めていた。同氏は、後にシリコンバレーとなる杏の果樹園に囲まれた中で育ち、家族とともにそこに住んでいたという。
Jobs氏は、1980年代半ばから1990年代半ばまで、企業のリーダーシップの在り方をめぐって取締役会と衝突し、Appleから離れていた。1997年にAppleに戻って以来、Steve Wozniak氏と共同設立した同社を再建し、倒産寸前の状態から世界でも最も影響力のある消費者向けエレクトロニクス企業に変貌させたデスクトップおよびノートブックの「Mac」ファミリにとどまらず、Jobs氏は「iTunes」および「iPod」でエンターテインメント事業へ参入する道を開き、「iPhone」では携帯電話市場をリードするまでに至った。Appleは2010年、タッチスクリーンの「iPad」をリリースし、これによって第3の携帯端末カテゴリが創出され、最近ではAppleの競合企業がこぞって類似の製品を作ろうとするほどになるまでの成功を収めた。
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