ソニーは9月30日、双眼鏡に撮影機能を内蔵したデジタル録画双眼鏡「DEV-3」を発表した。フルハイビジョン、3D録画に対応する。発売は11月11日で、店頭想定価格は13万円前後になる。
DEV-3は、0.8倍から10倍の範囲で倍率を変更できるデジタル双眼鏡だ。有効122.7万ピクセル相当の電子ビューファインダーを2つ搭載し、左右2つの目で被写体を確認できる。目幅や視度など双眼鏡ならではの調整機能も備える。
カードスロットを搭載し、動画、静止画の記録を実現。動画はフルHD画質で撮影できるほか、3D記録もサポートする。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264。AVCHD ver.2.0に準拠している。静止画も撮影できるが、撮影は2Dのみとなり、動画撮影中の静止画撮影には対応していない。
本体には1/4型 “Exmor R” CMOSセンサ、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を各2基搭載。縦、横方向に加え、回転による手ぶれも抑える「光学式手ブレ補正(アクティブモード)機能」を内蔵し、被写体にズームしても安定した高画質で見られるとしている。また、オートフォーカスにより瞬時のピント合わせができるため、鳥など動きの速い被写体の確認も容易だ。
サイズは高さ88mm×幅155mm×奥行き約219mmで、重量は約1230g(付属品含む)。USB端子やHDMI端子も備え、パソコンやテレビに接続できる。
記録メディアはメモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオとSD/SDHC/SDXCカード。同梱のインフォリチウムバッテリで駆動する。
ソニーでは、業務用のデジタル録画双眼鏡「DEV-5K」もあわせて発表しており、DEV-5Kは眼鏡倍率0.8倍から最大デジタル20倍までのズームが可能。加えてGPS機能も搭載する。外観はDEV-3と同じだ。価格は21万円前後になる。
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