ソニーマーケティングは9月29日、電子書籍端末「Reader」の新モデル2機種を10月20日以降順次発売すると発表した。これは、欧州時間8月31日に「IFA2011」で発表された新Reader製品の日本向けモデル。前モデルよりも大幅に小型軽量化され、6インチの電子ペーパーを採用したモデルとしては世界最軽量という。
ラインアップは、Wi-Fiモデル「PRS-T1」のほか、新たにWi-Fi/3Gモデル「PRS-G1」が登場した。価格はオープンで、PRS-T1の市場想定価格は2万円前後、発売は10月20日。PRS-G1は2万6000円前後で11月25日に発売予定。
従来の6インチモデル「PRS-650」の後継機で、PRS-T1のサイズは横110mm×縦173mm×厚さ8.9~9.6mm、重さは約168g。カラーはホワイト、ブラック、レッドの3色展開だ。PRS-G1はやや厚さが異なり、横110mm×縦173mm×厚さ9.4~10.1mm、重さは約185gとなる。カラーはホワイトとブラックの2色。
3G接続の利用プランは、PRS-G1専用に用意されたもの。Reader Storeで書籍のダウンロードしたい人向けに用意された「Reader Storeプラン」とウェブサイトの閲覧もできる「Webアクセスプラン」の2つがある。Reader Storeプランの接続利用料は1年目は無料、1年目に1冊以上購入(無料以外のコンテンツをダウンロード)すると2年目も無料となり、利用料は最大2年間無料になる。3年目以降はどれだけ使っても年間1050円。
Webアクセスプランの接続利用料は一律で月額580円。Reader Storeほか、本を読みながら気になった言葉を検索サイトで調べるなど、書籍の購入以外にも利用できる。3G契約は途中解約が自由で、契約年数の縛りはないという。
3G回線はKDDIのインフラを利用したもの。ただし、販売形態は3Gモデルも含め、通常のReaderコーナーで販売する。購入したユーザーがPCを経由して端末をアクティベートし、ソニーマーケティングとのサービス契約およびKDDIと通信契約を行うという手順だ。サービスの利用にあたっては、クレジットカードが必要になる。初期登録料はいずれも無料だ。
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