Microsoftの「Windows Live」エンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるChris Jones氏は米国時間9月21日、Inside Windows Liveブログの記事で、「Windows 8」とWindows Liveの統合による機能と利点のいくつかを明らかにした。
まずWindows 8では、Windows Live IDでログインすると、Windowsのプロファイルや設定などの重要なファイルが、Windows Liveによって自動的にクラウドに保存される。これにより、Windows 8で動くPC間で設定を同期し、PCが変わっても同じ設定を保つことができる。Microsoftによれば、「Windows Phone 7」で動作するモバイル機器とPCとのあいだでも同様に同期が取れるという。
Windows 8はまた、Microsoftのオンラインストレージサイトである「Windows Live SkyDrive」ともスムーズに統合される。ローカルで作成したファイルをSkyDriveに保存することで、他のPCからでもアクセスできるようになり、ユーザーが指定する人と共有することもできる。SkyDriveの容量はほとんどのファイルに対して25Gバイトに制限されるが、写真か「Microsoft Office」ドキュメントについては無制限になると伝えられている。
Windows 8の新しいインターフェースである「Metro」では、オンラインかオフラインかを問わずさまざまな情報にアクセスしたり情報を共有したりできる。電子メール機能では複数のアカウントに接続でき、「Calendar」では仕事や家庭の予定だけでなく、Windows Liveのアカウントを持っている友達や家族、同僚の予定まで表示できる。
Microsoftの新しいアドレスブックである「People」では、FacebookとLinkedInのものを含むすべての連絡先を1つにまとめることができる。また、Windows 8の新しい「Photos」アプリでは、ローカルPCや別のPC、SkyDriveなどのサービスにある写真を表示できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス