Microsoftの次期OS「Windows 8」に、クラウドサービス「Windows Live SkyDrive」が組み込まれ、より早く、簡単にオンラインファイルにアクセスが可能になることが判明した。
Microsoftは9月第3週に入り、Windows Live SkyDriveサイトに変更を加え、Windows 8との連携の仕組みを紹介するデモ映像を公開した。
SkyDriveへのアクセス機能はWindows 8本体に統合され、まだ「Windows Live」のアカウントを取得していない場合にはアカウント登録を求められる。登録後はSkyDriveとWindows間で直接、ファイルのアップロード及びダウンロードができる。Microsoftによると、新しい「Metro」ユーザーインターフェースによりSkyDriveへのアクセスはさらに高速でスムーズになり、ユーザーは自らのコンテンツに瞬時にアクセスできるという。
Metroを使用してSkyDriveにログインすれば、SkyDrive上に保存された写真やアルバムなどのファイルを閲覧できる。たとえば、フォトアルバムを選択すると、スライドショー形式で写真が1枚ずつ表示される。また、Metroを使うと、ローカルに保存された写真などのファイルをメールで他のユーザーと共有することもできる。この場合、当該ファイルは添付ファイルとして送信されるのではなく、SkyDriveにアップロードされる。SkyDriveでは、ユーザーは共有可能なフォルダと共有相手を指定できる。
だが、Windows 8環境におけるSkyDriveの機能は、オンライン上の写真や文書の閲覧にとどまらない。
Microsoftによると、SkyDriveをクラウドストレージとして利用すれば、特定のアプリケーションやWindowsの設定を保存して複数のPC間で同期し、どのPCでも同様の環境で使えるようにすることも可能だという。また、同社は米国時間9月13日、BUILDカンファレンスの席上で、SkyDrive経由でPCと「Windows Phone 7」搭載端末間でファイルを同期するデモを行おうとしたが、これは不調に終わった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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