「Windows 8」によって、Microsoftは起動プロセス全体の効率化、迅速化の実現を試みている。
Microsoftのプログラムマネージャーを務めるBillie Sue Chafins氏は米国時間9月20日、Building Windows 8ブログの記事で、悪評の高い起動プロセスの改善のために同社が取り組んだ方法について説明している。
以前のブログ記事でも説明されていたように、Microsoftは、PCを低電力の休止状態に置く新しいハイブリッド技術によって、Windows 8の起動が高速化されることを約束している。Microsoftによれば、Power-on Self-test(POST)を実行してBIOSに制御を引き渡すまで、これまで1分以上かかっているプロセスが、Windows 8ではおよそ7秒になるという。
Windows 8はまた、従来の低速なBIOSが新しく高速なUnified Extensible Firmware Interface(UEFI)に置き換わり始めているときに発売される。UEFIは、PCがOSと通信し、制御を渡す方法を近代化する試みだ。
さらに、Windows 8では、旧来のDOS風の起動画面の代わりに、起動プロセス全体にわたりグラフィカルなインターフェースが表示される予定だ。
Chafins氏は、「UEFIの機能を活用し、またそのエコシステムと協力することで、起動時にメーカーのロゴを表示し、POSTからWindowsのログオンUIが表示されるまでの間ずっとその画面を保つことが目標だ」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス