Googleが、ドイツのクーポン共同購入サイトを買収した。増加する競合企業に対抗するべく自社サービスを強化するのが狙いだ。
ドイツ、オーストリア、スイスでクーポン共同購入サービスを展開するDailyDealが、Googleに買収されたことをウェブサイトで発表した(買収額は非公表)。2009年12月創設のDailyDealにとっては非常に早い時期での買収だ。
今回の買収は、Googleのクーポンサービス「Google Offers」の強化につながるとみられる。2011年にスタートし、電子メールでディスカウント情報を毎日届ける同サービスは現在、ベータ版として、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコなど数都市のみでの提供となっている。サンディエゴやアトランタなど、近く他の都市へも徐々にサービスを拡大する計画だ。
米CNETに電子メールで寄せた声明の中で、Googleの広報担当者は特にGoogle Offersには触れなかったが、DailyDealの買収はより多角的なサービスの提供が目的だと述べている。
「最新かつ最もニーズに合ったディスカウント情報をオンラインで探す人が増えるなか、消費者が地域で最もお得な買い物をするのに役立つ新たな方法を当社は摸索している。DailyDealはこの分野ですばらしい実績があり、一緒に仕事をすることを楽しみにしている」。
Googleで今後何をするのかについて、DailyDealは多くを語らず、「われわれの専門知識をGoogle Offersチームに統合させる」と述べるにとどまっている。なお、DailyDealのヨーロッパでの事業は継続するようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス