GoogleがGrouponと競合する新たなサービスを展開する最初の市場がついに明らかになった。米オレゴン州ポートランドだ。
Googleは米国時間4月21日、同社のクーポンおよび割引情報サービス「Google Offers」のベータ版をポートランドで開始すると発表した。同社は2011年1月、Grouponに似たサービスの計画を初めて明らかにしていた。
Googleはすでに、毎日電子メールで送られるお得な情報を受け取るよう登録できるページを立ち上げている。Grouponのサービスと同様、Google Offersのユーザーは地域の店舗で50%かそれ以上の割引を受けられる。ただしGrouponとは異なり、一定の人数に達しなければ割引が有効にならないわけではない。
Googleによると、ニューヨークやサンフランシスコなど他の都市にも近々サービスを拡大するという。
Googleは同社ウェブサイトの「Google Offers Help」ページで、「われわれは、ポートランドでGoogle Offersを開始するために懸命に取り組んでいるところだ」と述べている。他の都市については「近いうちに」開始する予定だという。
Google Offersは、GrouponがGoogleによる60億ドル規模の買収提案を拒否したと報じられた1カ月後に発表された。Grouponは年間の売り上げが20億ドルに達すると噂されており、買収提案拒否が報じられた後には9億5000万ドルの増資を行って資本を強化した。2011年初めの時点で、同社の企業価値は約64億ドルと推定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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