Googleは「Google Chrome 14」の安定版をリリースした。同ブラウザとしては初めてNative Client(NaCl)に対応する。NaClは、CやC++のコードをブラウザ内で安全に動作させることのできるオープンソース技術だ。ソフトウェアは基本的に2つの保護されたサンドボックスの中で動作するため、理論的にはブラウザベースの脅威を大幅に低減する。NaClは、Chrome 14においては「Chrome Web Store」のアプリにのみ対応するが、GoogleはNaClのサポートを拡張していく計画だ。
Chrome 14にはまた、Web Audio APIが加えられた。これにより、開発者はHTML5を利用して、高度な音響効果を作成できる。こちらのページでそのサンプルを聞くことができる。
「Mac OS X Lion」向けの新機能として、Lionのオーバーレイスクロールバーに対応したほか、「Ctrl+Shift+F」というホットキーの組み合わせでLionのフルスクリーンモードの基本的なサポートを有効にすることができる。
セキュリティに関しては、「低」レベルから「高」レベルまで32のバグが修正されている。「高」レベルのバグの1つは、「V8」エンジンのビルトインオブジェクトに意図しないアクセスを許すもので、これを発見した研究者には2337ドルが支払われた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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