セットアップは、まずハードウェアを接続し、インターネットに接続してユーザー登録を完了。その後ハードウェアを認識させてリモコンなどの設定をするという3ステップになる。
最初のステップ、ハードウェアの接続については、特に問題はないだろう。ACアダプタを接続し、DVDデッキやセットトップボックスなどチューナ内蔵機器の出力端子と本製品の入力端子をケーブルでつなぐ。このほかLANケーブルとリモコン操作用のケーブルについてもあわせて接続する。
ハードウェアの接続が完了したら次のステップ、ウェブサイトでユーザー登録をする。このユーザー登録によって、初めて本製品にアクセスできるようになる。一部で英語表記のままの画面もあるが、特にわかりづらいことはない。この設定はPCから行う。
ユーザー登録が終われば、ブラウザにアドオンを導入し、実際に本製品からの信号を受信する作業だ。なお、先ほどのユーザー登録はおおむねどのブラウザからでもできるのだが、この設定および視聴に利用できるブラウザはWindowsではIEかFirefox、MacではSafariかFirefoxのみとなりChromeには対応していない。このあたりはアドオンよりも専用ソフトのほうが使い勝手がよいのではないかと感じる。
以上の作業を終了すると、本製品に接続したチューナ機器の映像を、ネットワークを経由してPCで見られるようになる。全体的に手間はそこそこかかるが、VULKANO FLOWでは製品に添付されている説明書が英語で、メーカーサイトから手順書をダウンロードする必要があったのに比べると、添付の冊子も日本語で作成されている本製品はハードルが低いと感じる。
また、機器の型番を一覧の中から選ぶだけでリモコンが利用できるようになることも、大きなアドバンテージだ。外出先から視聴するためのルータの設定もUPnPで自動的に行われるので、手動でポートを開放するなどの設定は必要ない。
注意したいのは、これら初回のアドオンインストールはWAN経由ではできず、必ず本製品が設置されているLAN上でする必要があることだ。つまり外出先でいちからノートPCの設定をして視聴を開始することはできないわけで、外出先でまっさらなPCを借りてセットアップしようと考えていると思ったとおりの使い方ができず困ることになる。
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