Googleは米国時間9月13日、航空会社の運航情報に関する新機能を検索サイトに追加した。これにより、航空便の検索が、自分自身をGoogleで検索するのと同じくらい簡単になるかもしれない。
この機能は1日がかりで順次公開される予定で、当初は米国の一部都市に限られており、検索結果の表示もエコノミークラスの往復便のみとなっている。
「http://google.com/flights」にアクセスするか、またはGoogle.comサイトで「flights from San Francisco to New York」(サンフランシスコからニューヨークまでの航空便)などと入力すると、情報が表示される。画面左側に「Flights」リンクが表示され、これをクリックすると新たな航空便検索機能を利用できる。ユーザーはここで日付や目的地を変更したり、多くの旅行サイトよりはるかに手早くフィルタを適用したりできる。
この機能は、関連する航空便の簡易リストも表示する。これにより、日付の選択範囲を前後にドラッグしてどの旅行日程が最も安価かを確認できるほか、棒グラフで複数の日程を同時に比較できる。また、航空会社、飛行時間、運賃でフィルタリングして可能な目的地を検索することも可能だ。たとえば、地図を表示してフィルタ機能を使用し、一定の金額の航空券でどこへ行けるかを確認できる。
Googleはこの機能について書いたブログ投稿で、航空便情報には幾通りもの搭乗時間やさまざまな航空会社が含まれているが、主に運賃と全飛行時間に基づいて抽出されると述べた。
もちろん、旅行サイトを選ぶ際に利用者が考慮する要素は使いやすさだけではない。彼らはまた、データベースに最も多くの航空会社および航空便情報を備えているサイトを求めており、GoogleがOrbitz、Expedia、KAYAKといったサイトにどう対抗していくのかは不明だ。
KAYAKで最高マーケティング責任者(CMO)を務めるRobert Birge氏は、同社サイトでは複数のデータソースと独自の技術を利用していると述べた。
Googleは、2011年5月から航空機の運航情報を提供してきたが、今回の新機能は、同社が2011年4月に買収したITA Softwareの技術をさらに発展させたものだ。ITA Softwareは、航空便データを体系化している企業だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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