PC出荷台数、2011年は微増で終わるも2012年には9.3%増と予測--IDC調査

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年09月14日 14時33分

 調査会社IDCが米国時間9月13日に発表したレポートによると、2011年のPC出荷台数は、デスクトップPCとノートPCを合わせて3億5690万台に達し、2010年と比べて2.8%の微増という結果になるだろうという。

 この増加は新興市場の成長によるものだ。IDCは、2011年にラテンアメリカ、中東、アフリカなどの新興市場で、デスクトップPCの出荷台数が5.2%、ノートPCの出荷台数に至っては18.7%増加すると予測している。全体の出荷台数は12.1%増加することになるという。

 米国や西欧を含む成熟市場では、PCの出荷台数は2010年から7.2%減少して1億5470万台になるという。IDCは、デスクトップPCは7.9%、ノートPCは6.8%減少すると予測している。

 IDCのシニアリサーチアナリストであるJay Chou氏は、「消費者が経済状況などのために支出を控えていると同時に、消費者を惹き付ける製品が比較的不足しているために伸び悩んでいる」と述べている。

 短期的には誰もがPC市場に懸念を抱くところだが、IDCは2012年のPC出荷台数は全世界で9.3%増加し、2013年には11.2%増加すると予想している。2014年と2015年には11.1%ずつ増加する見込みがあり、2015年のPC出荷台数は2011年より約2億台多い5億3530万台に達すると予測している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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