Barnes & Nobleは米国時間8月30日、同社の伝統的ビジネスモデルは遅れを取っているものの、デジタルへの注力が業績の浮揚に貢献していると述べた。
2012会計年度第1四半期(7月30日締め)の売り上げは14億ドルとなり、前年同期比で2%増加した。中核事業である実店舗での書籍販売が同四半期において振るわなかったことを考えると、わずかとはいえ売り上げが伸びたことは一層印象的だ。同社は実際、実店舗での売り上げは前年同期比3%減の10億ドルだったと報告した。
しかし、Barnes & Nobleにとって状況を一変させたのは、「NOOK Color」を主力製品とする「NOOK」事業だ。同社によると、ハードウェアとデジタルコンテンツの販売を含むNOOK事業は、第1四半期に前年同期比で140%増加して2億7700万ドルに達したという。
今後の見通しについて、Barnes & NobleはNOOK事業が引き続き成功を収めると予想している。同社はこの日、2012会計年度におけるNOOK事業の売り上げを、2011会計年度に計上した8億8000万ドルから倍増させて18億ドルにする計画だと述べた。同社はまた、ウェブサイトでの売り上げも好調に推移すると予想しており、2012会計年度通期では前年比60%~70%の増加を見込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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