米国に拠点を置く複合企業Liberty Mediaは米国時間5月19日の市場取引時間終了後、Barnes & Nobleの株式の70%を1株当たり17ドル、総額約10億ドルで買収することを提案したと発表した。この提案価格は、Barnes & Nobleの19日の終値14.11ドルに20%上乗せされたものになっている。同社の株価は時間外取引で17.95ドルをつけた。
Barnes & Nobleの利益はここ数年減少しており、2007年2月に終了した会計年度では1億5000万ドル以上だったが、2010年には3670万ドルになっている。ただし、Barnes & Nobleは電子書籍リーダー「NOOK」によって電子書籍市場に早くから乗り出している。同社は2011年、NOOKは電子書籍市場の25%を占め、電子書籍の売り上げは「BN.com」でのすべての物理的な書籍の2倍だと述べている。
Liberty Mediaは声明で、Barnes & Nobleは「デジタルへの移行の先頭に立っている」と述べている。
Barnes & Nobleは19日、取締役による特別委員会でこの提案が同社の最大の利益になるかどうかを判断する予定だと述べた。同社は株主に対し、この取引が実現される保証はないと忠告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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