Barnes & Noble、タッチスクリーン搭載の新「NOOK」発表--35%軽く、15%薄く

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年05月25日 07時26分

 Barnes & Nobleは米国時間5月24日、より小型で、比較的低価格になった電子書籍端末「NOOK」を発表した。

Barnes & Nobleが米国時間5月24日に発表した新型NOOK Barnes & Nobleが米国時間5月24日に発表した新型NOOK
提供:Barnes & Noble

 今回発表された139ドルの「Simple Touch Reader」と名付けられた端末は、初代NOOKと同様に、書籍が表示される画面は白黒である。しかし初代機と異なるのは、タッチスクリーンが搭載されている点だ。

 タッチスクリーンの搭載は、同電子書籍端末をAppleの「iPad」が現在独占するタブレット市場へと少し近づける要素だが、新しいNookには、アプリケーションを実行するというタブレットに特徴的な機能はない。そのような機能を持つのは同社では「NOOK Color」であり、同端末はタッチスクリーンを搭載している。

 Barnes & Nobleの最高経営責任者(CEO)を務めるWilliam Lynch氏は24日、ニューヨークでこの新しい電子書籍端末を披露した。

 この139ドルの端末は現在、注文可能だが、商品発送が6月10日以降となる。また、Barnes & Nobleは、初代NOOKの価格を119ドルに、3G対応NOOKの価格を169ドルに引き下げた。これらの初代NOOKの価格はこれまで、それぞれ149ドルと199ドルだった。ちなみに、最大のライバルAmazonの「Kindle」の最低価格は139ドル、広告表示を許す場合は114ドルで、NOOK Colorの価格は249ドルである。

 新しいNOOKは、競合製品や前世代のものよりもコンパクトで、6インチ(約15.2cm)の「Pearl」スクリーンを搭載し、キーボードはない。ディスプレイのコントラストは初代NOOKよりも50%改善されていると同社は述べた。

 端末そのものは、初代NOOKよりも35%軽く、15%薄くなっており、より握りやすくするために背面が曲線状になっている。

 その他の特徴は以下のとおり。

  • バッテリは取り外し不可能で、持続時間は最大2カ月
  • Wi-Fiネットワーク機能内蔵(3Gサポートはなし)
  • 6種類7サイズのフォントで、よりカスタマイズされた表示を実現
  • Texas Instrumentsの800MHzの「OMAP 3」プロセッサ搭載

タッチスクリーン搭載の新NOOKは139ドルで、商品発送は米国時間6月10日。 タッチスクリーン搭載の新NOOKは139ドルで、商品発送は米国時間6月10日。
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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