Barnes & Nobleは米国時間5月24日、より小型で、比較的低価格になった電子書籍端末「NOOK」を発表した。
今回発表された139ドルの「Simple Touch Reader」と名付けられた端末は、初代NOOKと同様に、書籍が表示される画面は白黒である。しかし初代機と異なるのは、タッチスクリーンが搭載されている点だ。
タッチスクリーンの搭載は、同電子書籍端末をAppleの「iPad」が現在独占するタブレット市場へと少し近づける要素だが、新しいNookには、アプリケーションを実行するというタブレットに特徴的な機能はない。そのような機能を持つのは同社では「NOOK Color」であり、同端末はタッチスクリーンを搭載している。
Barnes & Nobleの最高経営責任者(CEO)を務めるWilliam Lynch氏は24日、ニューヨークでこの新しい電子書籍端末を披露した。
この139ドルの端末は現在、注文可能だが、商品発送が6月10日以降となる。また、Barnes & Nobleは、初代NOOKの価格を119ドルに、3G対応NOOKの価格を169ドルに引き下げた。これらの初代NOOKの価格はこれまで、それぞれ149ドルと199ドルだった。ちなみに、最大のライバルAmazonの「Kindle」の最低価格は139ドル、広告表示を許す場合は114ドルで、NOOK Colorの価格は249ドルである。
新しいNOOKは、競合製品や前世代のものよりもコンパクトで、6インチ(約15.2cm)の「Pearl」スクリーンを搭載し、キーボードはない。ディスプレイのコントラストは初代NOOKよりも50%改善されていると同社は述べた。
端末そのものは、初代NOOKよりも35%軽く、15%薄くなっており、より握りやすくするために背面が曲線状になっている。
その他の特徴は以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果