ナチュラルユーザーインターフェースの推進を図るGoogleは米国時間8月25日、同社の地図サービスに音声検索を追加した。
この機能は、ウェブ検索大手Googleが2011年6月に発表した「Google Voice Search」に追加で加えられたものである。しかし、新しく発表された今回の機能により、ユーザーはコンピュータのマイクに向かって声で目的地を入力することができるようになる。
これによって例えば、ニューヨーク州のポキプシー(Poughkeepsie)など、綴りの難しい都市の市街地図の検索を容易にしようというのがその狙いである。また音声検索によってユーザーは、例えば「directions from Seattle to Portland」(シアトルからポートランドまでの道順)と声で入力することによって経路を検索することができる。
Googleの音声検索技術は、携帯電話ではすでに当然の機能であり、GoogleのOS「Android」を稼働する端末上や「iPhone」向けアプリケーション内で提供されている。しかし同社は、(マウスやキーボードを使用しない)いわゆるナチュラルユーザーインターフェースを、PCに導入しようと取り組みを進めている。
PC用の地図向けGoogle Voice Searchは、「Chrome」ブラウザ内でのみ動作する。また、現時点では米国内で英語のみに対応する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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