Googleは、同社のデスクトップ検索サービスに新しい音声および画像検索機能を追加した。
検索ボックスにはマイクのアイコンが付き、クリックすると、検索語を声で入力することができる。この機能は、サンフランシスコで開催されたGoogleのInside Searchイベントで発表され、「モバイル革新」をデスクトップ検索に適用しようとする同社のより広範な戦略の一環である。音声検索は、同社のモバイル検索アプリケーションでは既に提供されているものだが、デスクトップの通常のブラウザではこれまで提供されていなかった。同機能は米国時間6月14日から、「Chrome」のみで順次提供が開始され、最初は英語による検索のみに対応する予定である。
また、検索ボックスに画像をドラッグ&ドロップ、アップロード、またはコピー&ペーストして、画像によって検索することが近々可能になる予定である。画像を検索ボックスに入れると、その画像に関連する結果が提供される。例えば、場所の画像の場合、それがどこであるかが示され、それに関連するリンクが提供される。
Googleは同サービスの付加機能として、「視覚的に近い画像」も提供する。これによってユーザーは、同じように見える写真を参照することができる。
画像に対する検索結果を決定するために、Googleは画像の中の情報を同社のデータベースに現在存在する「数十億枚もの」写真と比較する。
Googleは、14日のイベント後に行われた質疑応答のセッションで、同社の「Image By Search」サービスは顔認識を実行せず、アップロードした写真が公開されることはないと述べた。
Search By Image機能は、14日から世界で提供開始され、40の言語に対応する予定である。この機能もChromeにおいてのみ利用可能である。しかし、Googleは、ChromeとFirefox向けの機能拡張をリリースする予定であると述べた。これにより、ウェブの画像を右クリックして、その画像に関するさらなる情報を検索可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」