DeNA、シンガポールとスウェーデンに子会社を設立--海外戦略を加速

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は8月19日、同日の取締役会で、シンガポールとスウェーデンに現地法人を設立することを決議したと発表した。シンガポールの子会社「DeNA Asia」を9月1日に、スウェーデンの子会社「DeNA Sweden」を9月上旬に設立する。

 DeNA Asiaは、DeNAグループの東南アジア・南アジアにおけるソーシャルゲーム事業の統括拠点となる。具体的には、シンガポールを含む東南アジア・南アジアのデベロッパーへの開発支援やゲームの調達、デベロッパーとの提携や買収によってゲームの開発体制を構築していく。

 また、DeNA連結子会社のngmocoが運営するグローバル版「Mobage」の東南アジア・南アジア地域向けローカライズを担う拠点として機能を拡大していくという。DeNAはアジア展開として、すでに中国に「DeNA China」を、韓国に「DeNA Seoul」を設立している。

 DeNA Swedenは、スマートフォン向けソーシャルゲームの新たな開発拠点で、グローバル版Mobage向けのゲームを開発していく。代表には、米国Electronic Artsでアイテム課金型のオンラインゲーム部門を統括していたBen Cousins氏が就任する。

 DeNAでは今後も積極的にグローバルに拠点を設け、Mobageの成長戦略である、幅広い情報端末に対応する「X-device(クロスデバイス)」と、国境を越えて展開する「X-border(クロスボーダー)」の2点を推進していくとしている。

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