Googleが米国際貿易委員会(ITC)に対し、Microsoft対Motorolaの訴訟で、Microsoft側証人の1人である専門家に証言させないよう求めている。この証人が「Android」OSのソースコードを見たからだという。
米国時間8月10日にITCに提出され、11日にpaidContentに取り上げられた申請書の中でGoogleは、今も秘密にされているAndroidのソースコードをMicrosoftに雇われた専門家Robert Stevenson氏が見たと主張し、同氏に証言させないよう求めている。Googleはさらに、Stevenson氏にAndroidのソースコードを見る許可を与えておらず、ソースコードを今回の訴訟における保護命令の対象とする必要があると述べている。
MicrosoftとMotorolaの訴訟は特許をめぐるもので、Microsoftは、MotorolaのAndroid搭載携帯電話が、Microsoftの保有する特許を侵害していると主張している。両社はこの件をめぐる別の訴訟にも関わっているほか、2010年にはMotorolaが、ゲーム機「Xbox」における特許侵害でMicrosoftに狙いを定めてITCに提訴している。
ITCへの提訴は、問題の製品およびサービスを米国で販売できないようにするのが狙いで、こうした訴訟は最終的に和解やライセンス契約で決着がつく可能性もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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