Appleが欧州でサムスンの「GALAXY Tab 10.1」に対する仮差し止め命令を勝ち取ったとの報道を受けて、サムスンは米国時間8月9日、米CNETに対する声明で、そもそもこの訴えについて知らされていなかったうえに、自社の立場を表明する機会も与えられなかったと述べた。
サムスンは今回の裁判所の決定に失望している。ドイツで進行中の法的手続きにおいてわれわれの知的財産権を守るため、ただちに行動を起こすつもりだ。また、世界中でこの権利を積極的に守り続ける。
この差し止め請求は、サムスンに知らされることなく行われ、サムスンへの意見聴取やサムスンからの証拠の提示がないまま命令が下された。
サムスンの革新的なモバイル通信機器を欧州と世界の利用者に提供できるよう、あらゆる必要な手段を取るつもりだ。
ドイツの裁判所による今回の決定は、欧州や他の場所の裁判所に請求されている他の法的手続に、決して影響するものではない。
今回の声明は、サムスンが先週オーストラリアで発表した声明と対照的だ。先週の声明では、GALAXY Tab 10.1をオーストラリアで販売せず、オーストラリア市場向けの特別版を作成することで、Appleおよびオーストラリア連邦裁判所と合意したと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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