IT担当者が長期休暇中に邪魔されないための10の方法

Brien Posey (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2011年08月04日 08時00分

 以前からわたしが人生において情熱を燃やしていることの1つに、異国への旅行がある。しかし、遠方の地に一度に数週間の旅行をするのは、IT業界での仕事とはうまく相容れないこともある。長年の間に、わたしはIT関係の緊急事態に(あるいは、仕事以外の緊急事態にさえ)休暇を邪魔されるのを避けるのに役立つ、いくつかの技を身につけた。

 これらのヒントを読む上では、人によって物事のやり方は異なっており、すべてのヒントがすべての組織のすべてのIT関連の職業で役に立つとは限らないことを念頭に置いて欲しい。それでも、これらはすべて、わたしには役立つ機会があったテクニックだ。

1.正しい時期を選ぶ

 休暇を計画する際には、自分の休暇スケジュールを組織のプロジェクトの予定に合わせるように努力すること。目的が平和裏に休暇を取ることであれば、自分の休暇を大きなプロジェクトの最中にスケジュールするのはできるだけ避けるべきだ。多くの組織では、年末年始にはあまり物事が動かなくなるので、逃げ出すにはいい時期かもしれない。

2.資料をしっかり整理する

 無視されることの多い重要なIT関連の作業が、文書化だ。理想的に言えば、ネットワークも、作業手順も、サポート関係の連絡先も十分に資料になっており、自分がいつバスに轢かれても、後任者は容易に引き継ぎできるようになっているべきだ。

 よい文書化はITのベストプラクティスの1つとして広く認知されているが、休暇を取ろうというときにも役に立つ。答えが明確に資料で説明されていれば、誰かが質問の電話をかけてくる理由もなくなる。

3.休暇中はメールをチェックしない

 休暇中にメールをチェックするというミスを犯してはならない。もしメールに返事を返してしまえば、あなたはメールに返事ができるという印象を全員に与えてしまう。1通のメッセージがもう1通のメッセージにつながり、いつのまにか休暇の半分はコンピュータの前で過ごす羽目になってしまうだろう。

4.有能な代役を見つける

 あなたは、自分がいない間その穴を埋められる人を見つける必要がある。あなたが選んだ人物は、その仕事をこなせなくてはならない。ただし、技術的に優れているだけでは不十分だ。あなたの代役は、そのとき組織内で何が進んでいるかを知っており、あなたの不在中に出てくる質問に答えられなくてはならない。

 代役を選んだら、あなたがいない間すべての質問は(あなたではなく)その人物に行くべきだということを、全員に周知しておく必要がある。あなたに連絡できるのはその人物だけで、それも緊急時だけであるべきだ。あなたの代役が十分な技術的スキルを持っており、十分に詳しく書かれたネットワーク関係の資料にアクセスでき、社内で何が起こっているかをすべて把握していれば、不在中にその人物があなたを煩わせる理由はないはずだ。

5.休暇に行く前に、大きな問題は片付けていく

 休暇に入る前の約1カ月前には、上層部と話をし、休暇前に解決しておくことが望ましい問題があるかを尋ねるといい。大きな問題を早めに処理しておけば、いない間にあなたに電話をしてくる理由は少なくなる。

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