しばらくいなくなる時には、出発前にプロジェクトや担当の仕事を終えておくことが望ましい。しかし、そのプロジェクトや担当の仕事を出発前夜に仕上げたとしたら、いなくなってから質問が出てくる可能性が高い。
これは常に可能なわけではないが、出発の少なくとも1週間前にはプロジェクトを仕上げておくようにした方がいい。そうしておけば、休暇に出る前に質問に答える時間の余裕ができる。
もし休暇中に邪魔されるのを避けるのが目的であれば、不在メッセージに入れておく内容には注意すべきだ。もしそのメッセージに、休暇中の場合には携帯電話で連絡がつくと書いてあれば、誰かが電話してくるのは確実だ。すべての問い合わせは、不在中のあなたの代役に行うこととしておいた方がよいだろう。
一部の旅行先は、他の場所よりもプライバシーを守るのに役立つ。例えば、わたしは前回の休暇を南極大陸で過ごした。その間、わたしと連絡を取るのは物理的に不可能だった。南極大陸はほとんどの通信衛星の圏内から外れており、ある地点を越えてしまえば、電話もインターネットアクセスもなかった。
別の機会には、わたしは英語を話さない国で休暇を過ごした。わたしが滞在しているホテルに電話を試みた人がいたが、電話に出たフロント係は英語が話せなかった。残念なことだ。
心配の種は、同僚ではなく友人であることもある。数年前、わたしは妻や何人かの友人と一緒にパナマ運河の船旅に行った。わたしの友人の1人は、ラップトップを持ってきていた。船旅の最初の午後に、彼はわたしのところに来て、買ったときに比べて性能が落ちているので、見てみて欲しいと頼んできた。
友人を助けるのは構わないのだが、わたしは休暇にリラックスしに来ているのであり、仕事に来ているのではない。わたしはその友人に、家に帰ったらそのラップトップを見てもいいが、休暇中にまでコンピュータに触らなくてはならないのは嫌だと言わなくてはならなかった。
どこに行くにしても、自分が何を仕事にしているかは話さないようにした方がいい。例えばわたしは2010年に、ローマを観光する日にMicrosoftのシャツを着るというミスを犯した。ツアーの他の人がそれを見て、わたしの職業を聞いてきた。わたしは彼に仕事を教えるという間違いを犯し、ツアーの残りは彼が口にするITプロジェクトのことでずっと頭の中をつつかれていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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