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アリババ、新モバイルOS「Aliyun OS」を発表--7月中に搭載端末登場へ

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 新しいモバイルOSが7月に中国でローンチされることになった。

 「Aliyun OS」と呼ばれるこのOSは、Alibabaの一部門であるAliCloudが開発したもの。Alibabaによると、Aliyun OSは7月中に「K-Touch Cloud-Smart Phone W700」に搭載されて中国市場で提供される予定だという。Alibabaは、同デバイスの正確なローンチ日や価格は明かさなかった。

 AliCloudのOSの中核を成しているのは、クラウド機能をモバイルプラットフォームにもたらすという理念だ。Alibabaによると、Aliyunにはクラウドベースの電子メールとウェブ検索、最新天気予報、およびGPSナビゲーションツールが搭載されるという。さらに、クラウド上で通話データやテキストメッセージ、写真を同期/保存し、PCを含むほかのデバイスからアクセスできるようにすることも可能だ。Alibabaは、ローンチ時に100Gバイトのストレージを顧客に提供すると話している。

 The Wall Street Journal(WSJ)は7月、AlibabaがモバイルOSをローンチする計画だと報じた。当時、詳細はほとんど明らかになっていなかったが、WSJの情報筋は、同OSではユーザーがアプリケーションをデバイスにダウンロードするのではなく、ウェブからアプリケーションにアクセスできると述べていた。

 AliCloudのプレジデントであるWang Jian氏が現地時間7月28日の声明で述べたところによると、開発者は同プラットフォーム上でウェブアプリケーションを提供することにより、価値のある体験をユーザーに提供する多くのオプションを享受できるようになるという。

 Jian氏は、「クラウドアプリケーションをモバイルデバイスに導入することで全く新しいユーザー体験を実現できるだけでなく、サードパーティーのモバイルソフトウェア開発者にとっても、HTML5やJavaScriptのようなインターネットテクノロジを使ってアプリケーション開発プロセスの煩雑さを軽減できるという利点がある」と述べた。

 AlibabaのモバイルOS分野への参入は、少し意外なことだ。同社は過去にソフトウェアを開発した経験があるが、中核事業はEコマースである。

 それとは関係なく、Alibabaが中国モバイル市場で有力企業としての地位を確立したいのなら、今後やらなければならないことは多い。中国に拠点を置く調査会社のAnalysysによれば、「Symbian」が中国モバイル市場の約60%のシェアを握っているという。「Android」と「iOS」も市場シェアをめぐって争っている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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