アリババは6月7日、中国のECサイト「淘宝(タオバオ)」内のショッピングモール「淘宝商城(タオバオモール)」への出店と運営を一括代行するサービス「タオバオパスポート」を開始した。
通常、タオバオに出店するには中国当局から中国の法人登記、小売権と輸入ライセンスの取得、商標登録が必要で、約2年程度の時間を要するが、タオバオパスポートは3分の1程度の時間ですべての手続きを代行するという。またECサイトの運営においても、物流や倉庫、カスタマーサポートを担当する現地パートナーの選定から、条件折衝、契約締結、トレーニング、サービス品質コントロールまでを請け負う。
アリババ代表取締役社長の香山誠氏は、GDPの成長予測において、急伸する中国市場と停滞する日本市場を比較し、今後は中国内の需要を取りに行くことが重要と述べた。タオバオによれば、同サイトの2011年1月時点の登録ユーザー数は3億7000万人、1日あたりの取引総額は140億円にのぼる。
タオバオパスポートの第1号契約企業となったアンファーは、「スカルプD」などの薬用シャンプーを開発、販売している。タオバオモールではスカルプDをはじめとした5つの商品を2012年1月から販売する予定。アンファー代表取締役CEOの三山熊裕氏は、3年間でタオバオ内での売り上げ100億円を目指すと話した。
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