Microsoftは、米国時間7月26日に「Windows Phone 7」メーカー向けに「Mango」アップデートをリリースしたのに続き、27日に同社の携帯電話ソフトウェアツールの新しいビルドをリリースした。同ビルドはかなりアップデートされており、これによって開発者らは、一般リリースの前に独自のアプリケーションをテストすることができる。
MicrosoftのWindows Phoneグループ担当シニア製品マネージャーを務めるCliff Simpkins氏は、同社のWindows Phone Developerブログで、「Windows Phone SDK 7.1」の「Beta 2 Refresh」はリリース候補(RC)版ではあるが、同社が26日にリリースした同ソフトウェアの正式版に非常に近いものであると述べた。
26日にメーカーに提供されたものとバージョンが異なるのはなぜか?Simpkins氏によると、開発キットにはOSとツールの両方が含まれており、それらは、このリリースに間に合わせるために、やや古い「スナップショット」が使用されているという。しかし、APIは正式版に予定されているものと同一であるため、開発者はアプリケーションを正しく動作させるための準備を開始することができ、2011年秋のMangoのリリースに先立ち、Microsoftの認証プロセス合格に向けた作業を進めることができるとSimpkins氏は述べている。
「われわれが提供しているのは、純粋なリリース候補版ビルドだが、十分なコードが含まれ、APIが確定しているため、このOSはRTM版に十分に近いものであり、開発者としては、今後のRC版のツールおよびアプリケーションのサブミッションまでの見通しを十分に立てることができる」とSimpkins氏は記した。
Mangoは、MicrosoftのWindows Phone 7プラットフォームに対する、2011年3月下旬の暫定リリース以降初めてのメジャーシステムソフトウェアアップデートである。暫定リリースでは、コピーアンドペースト機能が追加されるとともに、マーケットプレース検索が改善され、アプリケーションのロードが高速化された。Microsoftは、Mangoが同プラットフォームの全面的な新版とは考えておらず、同プラットフォームの全面的な新版についてはまだ何も発表していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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