Microsoftは米国時間7月26日、モバイルOS「Windows Phone 7」次期版(開発コード名:Mango)の製造工程向けリリース(RTM)が、自社製端末でテストを開始できるメーカーに提供されたと発表した。
この動きを含むいくつかの最終工程が完了すると、同OSが新しい携帯電話に搭載されるとともに、既存ユーザーにもソフトウェアアップデートとして配布されることになる。
MicrosoftのWindows Phoneエンジニアリング部門でコーポレートバイスプレジデントを務めるTerry Myerson氏は、同社のブログで次のように記した。「これは、端末およびモバイル事業者の提携企業にコードを提供し、各社が特定の電話やネットワーク設定でMangoを最適化する開発プロセスの段階にきたことを示すものだ。われわれWindows Phoneチームは今後、これからアップデートプロセスに向けた準備に移る」
2011年年2月のMobile World Congressで最初に発表された今回のアップデートには、マルチタスキングの導入と、組み込みウェブブラウザ「Internet Explorer」の全面的な手直しが含まれる。5月には、Microsoftは予定されるすべての機能を発表し、今秋に出荷すると約束した。
Mangoは、Windows Phone 7にコピーアンドペースト機能の追加、マーケットプレイス検索の改良、アプリケーション読み込みの高速化といった暫定的なアップデートが2011年3月下旬に実施されて以来、同プラットフォームにとって初の本格的なアップデートとなる。Microsoftは、MangoをWindows Phoneの全面的な新版とは位置づけておらず、そうした全面的な新版についてはこれまで言及していない。
Microsoftは2011年6月末、Mangoのベータ版をモバイル開発者に提供開始し、各自のアプリケーションが新機能やバックエンドの変更点との互換性をテストできるようにしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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