Appleの「iPhone 4」は先ごろ発売1周年を迎えたが、同社が次に何をリリースするにせよ、カウントダウンはまだ続いている。1年ごとに端末をリリースしてきた過去4年間の例にならえば、Appleは2011年も新モデルを1機種のみ発表するはずだ。ところが、今年の同社の「one more thing(もう1つ)」(Steve Jobs氏が製品発表でよく使うフレーズ)は、2モデルの新型「iPhone」になるかもしれないという。
Deutsche BankのアナリストChris Whitmore氏は米国時間6月27日、投資家宛ての短信の中で、Appleは2つのバージョンのiPhoneを年内リリースに向けて準備中だとの見解を示した。1つは正真正銘の次世代端末、もう1つは349ドルの機能強化版iPhone 4(Fortune誌のPhilip Elmer-DeWitt氏は「iPhone 4S」と呼んでいる)で、後者はプリペイド方式での利用を望むユーザー向けに提供されるという。
「NokiaとResearch In Motion(RIM)が苦戦する今は、Appleにとってミッドレンジ(価格帯300~500ドル)のスマートフォン市場に積極的に進出し、同社の(手がける市場の範囲と)市場シェアを劇的に拡大させるのに適した時期だ」とWhitmore氏は記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」