グーグル、タブレットOS最新版「Android 3.2」をリリース

Brooke Crothers (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫2011年07月19日 12時48分

 Googleのタブレット向けOS最新版「Android 3.2」が正式リリースを迎えた。近いうちに、さまざまなタブレット端末に搭載されることになるだろう。

 Motorolaは米CNETの取材に対して、すでに「MOTOROLA XOOM」でAndroid 3.2の搭載を開始していることを米国時間7月13日に認めている。これ以外にAndroid 3.2を搭載する可能性のあるタブレットとしては、サムスンの「GALAXY Tab 10.1」、Acerの「ICONIA TAB A500」、東芝の「Thrive」などがある。

 GoogleがAndroid Developers Blogに掲載した15日付の発表によると、Android 3.2は「ユーザーと開発者向けにいくつかの新機能を追加する増分リリースで、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)に変更が加わり、APIレベルは13になっている」という。

 以下に、Android 3.2の主な特徴を挙げる。

  • より幅広いサイズの画面に対する最適化:開発者は、10.1インチだけでなくさまざまなサイズの画面をターゲットにしやすくなる。
  • 新たなフィルスクリーンモード:新たに「Zoom to fill screen」モードが加わり、「画面上の小さな範囲でアプリケーションを表示した後、ピクセルを拡大して使用中のスクリーンで最大表示する」。
  • SDカードから直接メディアファイルを読み込み可能:「メディアファイルを使用するアプリケーションで、SDカードから直接メディアファイルを読み込む」ことができるほか、「アプリケーションがシステムのメディア保存場所からそのファイルにアクセスできるようにするシステム機能」も備える。
  • スクリーンサポートAPIの拡張:開発者は、「さまざまなAndroid搭載機器において、これまでよりも正確に(ユーザーインターフェースを)制御」できるようになる。これは、「スクリーンサイズに合わせて表示の仕方を指定できるようにする」ことも狙いとしている。

 Android 3.2のソフトウェア開発キット(SDK)は、ここからダウンロードできる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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