ヨーロッパで人気のストリーミング音楽配信サービスSpotifyが、間もなく米国でサービスを開始するとウェブサイトで正式発表した。
数カ月前から、Spotifyが米国でサービスを始めるとの推測はあった。正確にいつから新しいサービスを開始するのか、Spotifyは今回の発表でもほとんど明らかにしていないが、米国の音楽ファンにむけて次のようなコメントを発表し期待を高めている。
同社のウェブサイトに載せられたメッセージは「コンピュータや携帯電話で、数百万曲が直ちに再生可能になる」としたうえで、次のように続けている。「どんな曲も、どんな時にも、どこにいても。しかも無料で」
Spotifyの広報担当者Angela Watts氏からはコメントは得られなかった。
これだけの期待を集めるデジタル音楽サービスも珍しい。新しい音楽を探すのには手間がかかることも多いが、同社はこれを手軽に実現することで、この3年でヨーロッパの音楽ファンの心をつかんだ。加えて同サービスでは多くの楽曲を消費者に無料で提供してきた。さらにFacebookの創設者Mark Zuckerberg氏が「Spotifyは実に素晴らしい」とのコメントをFacebookに書き込み、同サービスにお墨付きを与えた。
だが米国でのサービス開始については、同社の経営陣の方針は二転三転した。いったん開始の期日を設定したものの間に合わなかったことで、経営陣は批判も受けた。しかしこの半年の間に、Spotifyが米国での音楽ライセンスについてようやく大手レコード会社4社と契約を結びつつあるとの情報が流れ始め、それ以降は単なる時間の問題とみられていた。
音楽業界の情報筋が米CNETに語ったところによれば、米国でのSpotifyのサービスはヨーロッパでのサービスと同様のものになる予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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