シアトル発--Microsoftの最高研究戦略責任者であるCraig Mundie氏は、同地で開かれたPacific Health Summitで、同社のモーションコントローラ「Kinect」を医療の向上に利用する方法を示した。
1つのシナリオでは、患者が集団療法に仮想的に参加した。実際の映像ではなくアバターを使用することで、グループ内で匿名性を保ちながら、Kinectによって、腕や肩、さらには眉の動きをとらえることができる。
「漫画のような感じもあるが、これには自然さがある。非常に多くの手がかりが得られる」(Mundie氏)
Mundie氏はまた、医師がKinectを使って患者の記録を調べる方法をデモンストレーションした。Kinectが取り付けられた画面の前で、患者の名前を口にすると記録が呼び出され、ジェスチャーによって病歴を表示してゆくことができる。
Mundie氏は、これらのシナリオは1年以内に実現することができるだろうと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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