アップル、サムスンとの特許権侵害訴訟で対象製品を追加--合計27機種が侵害と主張

 Appleは米国時間6月16日、サムスンとの特許権侵害をめぐる訴訟において、申し立て内容を変更し、侵害しているとするデバイスにさらなる製品を追加し、サムスンが「iPhone」「iPad」のルック&フィールを模倣しているとする主張をより一層強めている、とAllThingsDが17日に伝えた。

 同記事によると、Appleは申し立ての中で、サムスンの製品がAppleの成功に乗じて、Apple製品の外観を模倣していることは明らかであると述べ、模倣は業界内に広くはびこっており、サムスン製品をレビューする複数の記事でも言及されていると指摘しているという。

 Appleはまた、iPhoneの成功の裏には、何年にもわたる設計プロセスがあり、その上で同社が初代iPhone製品を発表するまで、他社はどこも同製品のような機能を持った電話を提供していなかったと主張している。

 Appleは最初、Captivate、Continuum、Vibrant、Galaxy S 4G、Epic 4G、Indulge、Mesmerize、Showcase、Fascinate、Nexus S、Gem、Transform、Intercept、Acclaim、Galaxy Tabの15機種を挙げていたが、今回の変更で、Droid Charge、Exhibit 4G、Galaxy Ace、Galaxy Prevail、Galaxy S (i9000)、Gravity、Infuse 4G、Nexus S 4G、Replenish、Sidekick、Galaxy Tab 10.1、Galaxy S IIの12機種を追加している。

 Reutersの報道によると、この訴訟を担当する判事は17日に審理において、両社が相互に交渉するように促しているという。Appleの弁護士であるHarold McElhinny氏はReutersに対し、「両社は実際に顔を合わせ話し合っている」と述べている。

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