IBMは米国時間6月16日、同社が1911年6月16日の設立から100周年を迎えたことを明らかにした。これを記念し、書籍の発売や動画の公開、そして、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のオープニングベルを鳴らすなどの活動を展開した。
IBMは、同社の功績について、世界大恐慌下における研究所への投資や最初のハードディスクドライブの開発を挙げるとともに、新しいコンピューティングモデルであるSystem/360メインフレームに賭けたこと、IBM Personal Computerの開発、そして、Watsonへの取り組みを声明で述べた。
IBMの会長兼最高経営責任者(CEO)のSamuel J. Palmisano氏は、同社が過去100年で学んだこととして、長期にわたる成功には、長期にわたる運営が不可欠ということがあると述べている。
IBMが創立100周年に合わせて発売した書籍のタイトルは「Making the World Work Better: The Ideas That Shaped a Century and a Company」(「世界をより良く:世紀と会社を作ったアイデアの数々」の意)。著名ジャーナリストのSteve Hamm氏、Kevin Maney氏、Jeffrey M. O'Brien氏が執筆した。この1世紀の技術やビジネスの変革を振り返り、進歩がどう起き、IBMがどういう役割を果たしたのかを解説する。
また同社は年間を通じてIBMの企業文化やイノベーションを振り返るショートフィルムを公開しており、この日は「Wild Ducks」という動画を公開。IBMの技術を取り入れた顧客を紹介している。
このほかにも同社は創立100年を記念して、地域コミュニティでのサービス強化や学術フォーラムの開催などを行っている。
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