サムスンの「Nexus S」が米国時間12月8日、米CNET編集部に届いた。この記事では、「Nexus One」の後継となる同製品について、実際に手にした印象を紹介する。
Nexus Sの細長いデザインは、かなり標準的なものだが(「GALAXY S」の多くの姉妹機種にも似ている)、Nexus Oneとは異なるいくつかの独特な要素と世界を持っている。Nexus Sは従来製品よりも大きくて軽く、全体は黒いプラスチックで覆われており、背面は細かいドットパターンのデザインになっている。実は、外見についてはわれわれの意見が分かれている。Nexus Sのデザインは新しく美しいが、手に持ってみると脆弱に感じる。Nexus Oneには一部に金属素材が使われており、これがしっかりした感触を与えていた。Nexus Sが安っぽいというわけではないが、固い地面に落とした場合のことは心配だ。また、プラスチックの表面とディスプレイには、非常に指紋が付きやすい。
ディスプレイの下にはAndroidの4つのタッチボタン(メニュー、検索、戻る、ホーム)がある。Nexus Oneとは違い、ナビゲーション用のトラックボールはなく、われわれはこれを少し寂しいと思った。素晴らしいことに、背面側のカメラとボディの表面の間に凹凸はほとんどないく、横にフラッシュが付いている。前面側にはもう1つのカメラがあり、明るいディスプレイのすぐ上に置かれている。外側には他に、左側面に細長いボリュームボタンが、右側面に電源ボタンがある。底面側には、3.5mmのヘッドホン用ジャックとMicro-USBのポートが付いている。それほど大きな問題ではないが、これらのポートは上面側に付けてくれた方がよかった。
サムスンは販促資料で、Nexus Sの外形を強調している。このデバイスの前面は、ディスプレイも含めてわずかに湾曲している。これは、頭の横で携帯電話を持ったときに、より馴染むようにというアイデアだ。しかし、われわれはそれほど強い印象を受けなかった。カーブが非常に小さく、違いがほとんど分からなかったためだ。何日か使うと違う感じを受ける可能性はあるが、このカーブは単なる外見上のもののように思える。
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