Googleは米国時間6月14日、クリーンエネルギーへの継続的投資の一環として、パートナーのSolarCityを通じて2億8000万ドルを住宅用太陽光設備に投資すると発表した。
Googleでグリーン事業運営担当ディレクターを務めるRick Needham氏は、同社のブログの中で、今回の投資がGoogleのクリーンエネルギーへの投資の中で最大規模となること、また同社が再生可能なエネルギーに投資した額は合計6億8000万ドルに達することを明かした。
Googleは2億8000万ドルのファンドを設立し、SolarCityの住宅用太陽電池アレイ導入に資金を提供する。SolarCityは、太陽光導入にかかる頭金を大幅に抑えるか撤廃できる方法を取り入れている。
SolarCityでは、太陽光パネルの設置だけでなくレンタルも行っている。利用者はパネルを購入する必要はなく、SolarCityがパネルを所有しメンテナンスする。結果、SolarCityは太陽光利用による州税や連邦税の控除を受けることが可能だ。利用者は月額利用料を支払うことになるが、それでも月額電気料金は削減できる。
SolarCityは、米国の西および北東の10州にて利用可能な太陽光ファイナンスモデルを取り入れており、他社にもこの動きが広まりつつある。SolarCityでは銀行や公共事業からも同様に資金を調達し、住宅用太陽光設備を設置している。
Needham氏は、SolarCityとのパートナーシップはGoogleの太陽光および風力エネルギーの大規模プロジェクトへの投資を補完するものだとしている。「われわれは、(家庭で生成され家庭で利用されるという)分散型再生可能エネルギーが太陽光発電技術を使うスマートな方法であり、電力システムを向上させることにつながると考えている。分散型再生可能エネルギーは、従来の電力網の分配制限を回避もしくは緩和するためだ」(Needham氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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