GoogleによるAdmeld買収の交渉がどこまで進んでいるのかについては、先週末の時点で報道に不一致があった。しかし、Googleは米国時間6月13日、公式ブログでこの買収を認め、これによって同社の双方向ディスプレイ広告の開発が促進されるだろうと述べた。
Admeldのサービス、専門知識、および技術をGoogleの製品に組み合わせることにより、われわれの投資は主要なパブリッシャー向けの柔軟な広告管理ツールの改良につながると期待している。Admeldとともに、ディスプレイ広告をよりシンプルにし、その効率と価値を高め、改善されたサポートとサービスを提供し、パブリッシャーがすべての広告スペースにわたって情報に基づく判断を下せるようにしたいと考えている。これらはすべて、われわれのパブリッシャーパートナーがこれまでさらなる改善を要求してきたものである。Admeldはもちろん、パブリッシャーができる限り高い成果を上げられるように、他の広告ネットワーク、デマンドサイドプラットフォーム(DSP)、エクスチェンジ、および広告サーバをサポートし続ける予定である。
オンライン広告においては、Googleはすでに主導的な地位を築いていることに疑いはない。しかし、同社はデジタルディスプレイ広告市場ではこれまであまり勢いがなかった。そのため、すでにその分野を専門とし、ある程度の成功を収めている自社よりも小規模な企業を買収すれば、より迅速に前進できるというわけだ。
GoogleもAdmeldも買収の金銭的条件を明らかにしていないが、大部分のメディアが約4億ドルであると報じている。The Wall Street Journalは、この買収が成立すれば、Googleにとってはこれまでで6番目に大規模な買収になると報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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