Appleが新社屋を建設する計画にカリフォルニア州クパチーノが関心を持っているかどうか、疑問を持つ人はまずいないだろうが、Gilbert Wong市長は受け入れの意思を表明した。
米国時間6月8日に市役所ロビーで行われた記者会見で、Wong市長は、「クパチーノは用意ができている」と語った。その後も会見中に記者の質問を補足して、「断る可能性はない」と明言した。
新しいキャンパスを作るAppleの計画は、今週、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏によって詳細が明らかにされた。Jobs氏はクパチーノ市議会に出向いて、1万2000人の従業員が働く新社屋の建設について説明した。
クパチーノにある現在の本社ビルは約2800人しか収容できないため、Appleは仕方なく市内にある複数の建物に従業員を分散させている。AppleはHewlett-Packard(HP)から購入した92エーカー(約37万平方m)の土地を所有しており、Jobs氏が宇宙船になぞらえた円形の複合施設をそこに建設する意向だ。
承認されて建設が始まるまでの道のりはまだ長い。Wong市長は記者会見で、このプロジェクトでもほかの建物と同じように、環境への影響調査などの審査が行われる説明した。Appleは建設にあたって区画内の木の本数を60%増やし、その他の景観設計でも350%の向上を約束している。2012年に計画が承認されれば、Appleは建設許可を申請できるようになる。それから着工して、2015年頃の完成になるだろう、とWong市長は話す。
「大きなプロジェクトだ。ペンタゴン(国防総省庁舎)に似た外観になる。一夜にして出来上がるものではないが、受け入れの準備はできている」と、Wong市長は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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