フィンランドの携帯電話メーカーNokiaが現地時間5月31日、2011年第2四半期の売上予測を下方修正し、同社の株価は大きく値を下げた。
Nokiaは現在、デバイスおよびサービス部門の売上高が2011年4月に示したこれまでの予想の61億~66億ユーロ(88億~95億ドル)を「大幅に」下回るとみている。同社は、販売予測を下方修正した原因として、予想を下回る平均販売価格と携帯端末の売れ行きを挙げた。
売上予測を引き下げた結果、同部門の第2四半期における営業利益率も、従来予想の6~9%を「大幅に」下回ると予測されている。Nokiaは現在、営業利益率が損益分岐点の前後になるだろうとみている。
Nokiaは、見通しの下方修正を発表するにあたり、他のマイナス要因も指摘した。さまざまな価格帯にある携帯端末の競争と市場動向が同社に影響を及ぼしており、特に中国と欧州で影響が大きい。また、全体的な携帯電話製品の構成は、低価格、低粗利の製品に向かうトレンドが進んでいる。さらにNokiaは、競合各社の価格戦術に張り合おうとする状況に直面している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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