米Amazonは米国時間5月26日、Mac用ソフトウェアを販売する2つのデジタルダウンロードストアを開設した。同社は現在、モバイルアプリケーションストアに対する「Appstore」の名称使用をめぐり、Appleと訴訟で争っている。
The Loopが報じたこの新しいストアは、ゲームとアプリケーションを取り扱っている。全体で、Amazonは252本のソフトウェアを提供しており、割合としてはアプリケーションの方がゲームタイトルより多くなっている。
Appleの「Mac App Store」と同様、Amazonユーザーは何らかの理由でファイルを失ってしまっても、再ダウンロードすることができる。しかし、Mac App Storeとは異なり、アプリケーションを最新に保つメカニズムは備わっておらず、ソフトウェアメーカーに任されている。また、一部のアプリケーションには、DRMもしくはシリアルナンバー認証が搭載されている。Mac App Storeに後者の機能はない。AppleはMac App Storeを通じ、自社製とサードパーティー製のMac用ソフトウェアをともに販売している。
現時点で、Microsoftの「Office for Mac 2011」などMac App Storeでは販売されていないソフトウェアの一部が、Amazonの新しいストアですでに提供されている。また、Office for Mac 2011はストア内で大々的に取り上げられている。Microsoftは、同ソフトウェアのデジタルダウンロードを自社ストアを通じて長く提供してきたが、AppleのMac App Storeでは提供されていない。
ストア開設の一環として、AmazonはMac用ゲームとソフトウェアの購入に対する5%のディスカウントを2011年6月1日まで提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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